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by le-moraliste
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ほぼ5年ぶりに部屋を掃除中。もう、なにがなんだかわからない。9年前の書類とかも出てきて、もうわからないを通り越して呆然。

埃にまみれた本や雑誌、書類に憐憫の情を擁き、メモ用紙に書き散らしたメモをPCにファイルとして保存するのに膨大な時間をとられ、またあるいは古い紙切れ一枚に昔の思い出が呼び起こされたり、捨てるべきか捨てざるべきかを悩みながら結局捨てることにした(他人から見ればどうでもいい)一枚の紙に名残を惜しめば、書類の整理の仕方が全く見えてこないままとりあえずひとつひとつ片付けていく寡黙な作業。

それと同時に、ちょっとずつ機種を揃えてきた。PC用にプリンタ(Canon PIXUS PM960)と1GBメモリ(これで計1.5GB)、そしてWindowsを使っているにもかかわらずMacintosh用キーボードとそのために無駄になったUSBテンキー(失敗した)などなど。計7万円ぐらいはしただろうか。

キーボードを毎日扱う仕事をずっと続けているとどうしても感触のこだわりがでてきて、電器屋店頭でカタカタ試し打ちを繰り返すうちに、Mac用のキーボードがベストと判断。しかし、使用しているノートPCはWindows。互いにキー配列が結構異なるのだ。

いろいろネットで検索してみるとキーボード配列を操作できるアプリケーションがあるのを発見した。→Applekbwin。キー設定を自分の好みに変えられる、シンプルだけど便利な一品。おかげで迷いなく、Mac用キーボードを購入し、愛用しております。

メモリはPhotoshopCS2なんぞを使用していると512MBではとても足りず、ようやく意を決して購入してみた。1.5GBあると快適に動く動く。まぁ、つまりはMacのデスクトップを買えば一番いいのだろうが。(ノートでPhotoshopを操らねばならない哀しみはいかんともしがたい。)

そうして、そうこうしているうちに時間は情け容赦なく、過ぎていくのである。プリンタのスキャナーで遊んでいたら結構面白かった。OCRが結構便利かもしれない。英語はかなり正確に文字認識をしてくれるから、書類整理・作成に(使い方を誤らなければ)欠かせなくなるかも。
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by le-moraliste | 2007-02-25 23:15 | 独白
今日は目白の美容室へ、いつもならちょうど一ヶ月間隔で通うところを今回は一ヵ月半ぐらいのスパンで向かった。相変わらず寝坊をしてしまい予約時間を変更してもらう大変失礼をおかしつつ(本当にごめんなさい)、無事さっぱりしたところで常のように池袋のリブロで本巡りをしよう。

と、店内に入るところで気になる掲示を見つけて、もしやとよくよく目を凝らしてみれば、やはり「古本市」。運よく開催期間中だったため何年ぶりかの池袋古本市へ当然直行したいのだけれど、その前に少し気分を落ち着かせたい気配もあって、まずは例にならってリブロの各階を散歩。新刊本・雑誌棚をひと通り一瞥したものの買いたいほどの本は見つからず、やはり急かす気持ちを抑えきれずに古本市へ突入することに。

時間を経た紙特有の匂いが充満する会場は、とても懐かしい気分がする。早速、溢れるばかりの古本(古書はないんだが)の荒野をじっくり駆け巡る。こんな本もあったなぁ、ほーこれも古本棚に並ぶようになったかと感慨深く、一冊一冊確認するでもなしに探してみたものの、たいした収穫はなさそうだ。古本市の開催期間の終盤にあたるためか、目ぼしい本はほとんど見当たらず。(価格を度外視すればいいものも中にはあるけどね。)

結局、入江相政の随筆集と保阪正康の瀬島龍三伝と、あとなんかの思想史の本を購入。しめて千円弱也。落胆。

満足するわけでもなかったのでリブロに立ち戻って、人文書の階を彷徨う。そこで一冊のとても気になる本を見つけた。クリントン・ロシターの『立憲独裁』。一見、対極に位置するように思える立憲主義と独裁政治とが意外に密接な関係を有していることを述べた本らしい。これは面白そうだ。

本書の内容とは関係のないところで笑えたのが、某氏による前書き。日本国憲法に″特別な″思い入れがあるのだろう。昨今の憲法論議の活発さは表現の自由ゆえに望ましいと書いておきながら、何か前提があるのだろう、ちょっと留保をつけているのが、らしい。曰く、「議論が偏っているきらいはあるが」。

云うまでもなく、この「偏り」とは護憲よりも改憲の議論が大勢を占めていること指す。あぁ、どうしてサヨクはいつもこうなんだろう。自分たちの議論の客観的説得力の欠損が今ここにある現実によって証明されている只中にあって、自己の反省へ向かうべき言葉の矛先を、あろうことか現実の方に向けてしまう彼らの恥ずべき無垢。改正することそのものを悪と前提としていなければ、「偏っている」などという意識は持ち得ないはず。研究は第一に現実によってこそその成果の可否を問われる宿命にあるのに(唯物論ではないけど)、いつまでも無垢を脱ぎ捨てる勇気が持てない日本のサヨクは、本当に恥ずかしい存在である。

こういう研究がある、そしてそれは評価すべきものだ、と感じるのであれば、まだ本文のページを開いていない無数の読者たちに対して、本文の「前」にこんな一文を挿入することの狡さを彼らは恥とは思わないのだろうか。それだけではない。本の帯(裏表紙だったかな)には、この某氏の「まえがき」からの一節が引かれていて、これまた曰く、「ロシターの分析や主張に必ずしも同意しなくとも、彼の問題提起には真摯に耳を傾ける必要があるように思う」。

まだ、ロシターの一文も読んでいない大方の読者へ、本の目立つところにこんな言葉を印刷するなんて。「同意」していないのがこの某氏自身だけであることの明白さ(だって読者はまだ読んでないから)、単なる紹介者のこの御仁の印象を未読の読者に向かって予め提示せしめる厚かましさ(そもそもロシターに失礼だろう)、そうすることによって読者の買う買わないという動機と、実際に買って読むときに読者の頭の一片にこの御仁の考えを刷り込まれることによる率直な読書と、その両方に悪影響を与えかねない編集者の独善。悲しむべきことである。

もっとも、サヨクの言辞に慣れすぎた私のような人間にとっては、尚のこと、サヨクが愛憎半ばする本書を読みたくなる動機に直結する不思議な効果を生み出すのであるが。(ただ5000円だったため、今回は泣く泣く購入を諦めた気分だけ勇ましい自分。)

そんな久しぶりのドラマを愉しみつつ、リブロ近くのラーメンを食べて(まずかった、失敗した)、帰宅。
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by le-moraliste | 2007-02-19 00:03 |

三島か有島か

昼間、『春の雪』に続き『奔馬』を読み終えた。三島由紀夫。第一部より観念的すぎる小説だけど、切れ味は依然好調。引き続き『暁の寺』を読むために、それを今日買ってきた。のだが・・・。

懐忍ばせ用として読んでいた太宰治『晩年』を読み終えたので次はどんな小説を携えようかと自室の文庫棚をつらつら眺めてい、なぜかこれだと一冊の文庫を手にしたのが有島武郎『小さき者へ/生まれ出づる悩み』。夕食を摂りにいった居酒屋でちょっと読み始めたら、三島と全く異なる文体、物語世界にちょっと興奮。しかもそれが、私がお気に入りの欧米文学を彷彿とさせる、情感的でありながらもクールな文章だったからして、有島を先に読んでしまうかもしれない、家で。

有島武郎はもう何年も前に一連の文庫本を手に入れていたけれど、今の今まで読むことはなかった。なぜかは知らない。今回、場合によっては、『小さき者へ/生まれ出づる悩み』から真っ直ぐ『或る女』とか『惜しみなく愛は奪う』などを手にしてしまうかもしれない面白さを、有島の文学は持っているかもしれないと、今、思う。(一応、手に入れられる文庫本はすべて持っていたりするのだ。)
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by le-moraliste | 2007-02-18 05:28 |
懲りずに、また将棋の話。

王将戦第四局の大盤解説会にまた足を運んだ。途中まで(仕事場で)ネット観戦してから、夕方、ひとり千駄ヶ谷の東京将棋会館へ。

羽生王将に佐藤棋聖が挑戦する本局は羽生2勝、佐藤1勝で迎え、各棋戦で挑戦者の資格を獲得するもののなかなかタイトル獲得には至らない佐藤棋聖にとっては、流れを変えるために是が非でも落とせない対局。さて、どうなるものだろう。

解説会の開始時刻からは少々遅れたが会館に到着すると、同じく会館に入ろうとする女子高生らしき女の子がふたり。なんでここに女子高生が、と訝しく思ったがそのまま会館に入れば、石橋女流と遭遇。そういえば、今日は飛躍著しい里見女流との対局だったけか、結果はどうなったろうと気になりつつも解説会の開場に。

今日は上野四段と鈴木環那女流による解説。以前、このおふた方が解説会を行なったところ評判がよかったため今回ふたたびこの組み合わせということで、結構愉しみにしていた。場は相変わらず年配の方が多く、およそ50名ほどの参加者がすでに解説に聞き入っていた。

と、そこに私よりさらに若いお客がやってくる。先ほど玄関で出会った女子高生ふたり。珍しい趣味だなと一層訝しく思ってよくよく彼女たちの顔を見てみれば、なんと、ひとりは新女流棋士の伊奈川愛菓嬢ではあるまいか。もうひとりは見覚えがないのでたぶん彼女の友人だろう。棋士はふつう、棋士控え室で検討をするものだと思っていたので意外であった。友人が一緒だから、解説会のほうに来たのかもしれない。

さて、解説会のほうだけれど、なるほど、たしかにふたりの掛け合いがなかなか面白い。環那女流の場を盛り上げようというひとつひとつの気配りが愉しく、上野四段のわかりやすい解説も(とりわけ素人の)私にはとてもありがたかった。常連が多いのだろう、お客さんとのやりとりも活発で終始なごやかな雰囲気のなかで解説会は進んでいった。途中、上野"初段"を聞き手に環那"四段"が解説するという企画もあり、環那嬢の緊張と人一倍の努力姿(そして上野氏のわからない"ふり")がなんとも云えない温か味を漂わせる。やはり、解説会はいいですなぁ。

将棋のほうは羽生王将の巧みな駒捌き(という云い方であってるのだろうか)で、一気呵成に佐藤棋聖を投了に追い込んだ。はぁ、と溜め息はできるほどの強さ。怖ろしい。途中で、勝又五段(会館でいつも見かけます)と三浦八段がゲストで登場し場がますます活況を呈するなか、無事、解説会は終了。

環那嬢は休憩時間や解説会終了後にひとりひとりのお客さんに笑顔で挨拶をしてくれてほんと恐縮するほどでありました。その前日に女流名人位戦の予選で勝利をおさめ、あと一勝すればB級リーグ入りするので是非とも頑張っていただきたい。

上野四段は、前回のC級2組順位戦でも見事快勝し、昇級へあと一歩のところまで来ているので、最終戦を期待しております。各級順位戦も佳境に入っているので、まだまだ将棋界から目が離せない。

     *               *              *

先週は映画も一本観てきた。ソフィア・コッポラ監督作品の『マリー・アントワネット』。フランシス・コッポラの娘ですね、確か。で、映画自体は・・・・・・。

私が観た映画のなかで、『キング・アーサー』に次ぐ、つまらなさ。最初から何のドラマも起きず、印象的なシーンは皆無で、最後に処刑台へ運ばれるシーンにどんな趣向を凝らすか期待していたら驚くほど何にもなし。何を描きたかったのかがさっぱりわからない、駄作。ソフィアには『ロスト・イン・トランスレーション』という監督作品があり、そちらは結構評判がよさそうなのだが、はたしてどうだろう。いやむしろ、『マリー』の悪夢を打ち消すために、『ロスト』をこそ観てみたくなった。
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by le-moraliste | 2007-02-12 14:23 | メモ
A級順位戦――将棋界最高の名誉と誉れ高き名人位の挑戦者を争うこのリーグ戦は、ファンであればけして見逃せない対局。将棋を全く指さない私ではあるが、将棋界のファンであることについては人後に落ちないつもりであるからして、今年も佳境に入った順位戦から目が離せない。

過日、そのA級順位戦の8回戦が一斉に行なわれた。森内名人の挑戦者は一体誰になるのかが早くも決まりそうな状況で迎えたこの日、私は、仕事を休んでまで、東京将棋会館で行なわれる順位戦大盤解説会に参加してしまった。将棋の解説会に行くなんて初めてだったのだが。

昼過ぎに会館で整理券を受け取ってから一旦周辺をぶらついて、午後6時の開場に合わせて入場することに。初めて訪れた東京将棋会館の意外な狭さに驚きを隠せない。一般客が入ることのできるスペースとしては、1階と2階に売店と道場(及び研修室)しかなく、ここが日本の将棋の元締めだとはにわかに信じがたい。

解説会には渡辺竜王と屋敷九段が登場するけれども、運がよければもっと多くのプロ棋士を目撃できるかもしれないと期待していたら、午後会館に着いた早々、森内名人と島八段に遭遇。意表をつく名人の身体の大きさと、同じく意表をついた島八段の身体の小ささに言葉もでない。さらに、顔は見た覚えがあるなぁと動き回る姿を見て名前は思い出せなかったが帰宅後に確認したらその人は勝又五段であった。

2階の研修室ではすでに指導対局が行なわれており、いきなり渡辺竜王の姿が目に入った。あの若さですでに風格あり。他に安食女流と北尾女流も指導対局をしていた。残念ながら島井女流は体調不良のため、本日の指導対局をお休み。プロ棋士と将棋を指すことのできる指導対局のサービス度に改めて驚く。実は結構すごいことではないのか。

午後7時になって、いよいよ渡辺竜王と屋敷九段の解説会が開始。将棋がわからない私でも愉しめる、わかりやすくも高度な内容で、次々とそれぞれの対局内容を片付けていく。順位戦は通常、夜中1時くらいに対局が終わるため、まだまだこの時間では駒の進みが遅い。もちろん、今日は終局までここに居座るつもりである。

途中、休憩を何度かはさみつつ、解説会は滞りなく進んでいく。本日の眼目は、郷田九段と阿部八段、谷川九段と羽生三冠のそれぞれの対局。どちらも関西将棋会館での対局であったため、こちらはさほどの慌しさを感じさせない。おそらく、関西のほうではメディアの人とかが結構いたりするのだろう。けれど、解説会に参加する人たちの盛り上がりはここでも熱く感じられる。参加者はほとんど年配の人たちなのだが。

解説会には途中、ゲストとして何人かの棋士が訪れた。順不同だけど思い出せる限りでは、遠山四段、上野四段、佐藤天彦四段、千葉五段。たぶんこれで全部だと思う。アマヒコ四段の解説を聞くことができたのが予想外の収穫。ついに四段昇段を果たしたアマヒコ氏にこれからも期待している。

後で確認したところでは、東京将棋会館の棋士控室ではあの先崎八段(らしき姿)や千葉女流らも検討に参加していたようだ。先ちゃんには少しでも会いたかったと悔やまれる。対局終了後に対局者が解説会にひょっこり登場してくれるかもと期待もしていたが、それはなかった。

順位戦のほうは、郷田九段が勝ち、谷川九段が負けたので、早くも名人挑戦者が決定した。郷田九段がはたして森内名人にどう立ち向かうのか注目である。

解説会については、やはり渡辺竜王の解説が面白かった。話もなかなか上手い。屋敷九段は控えめに、竜王をたてているような姿勢であった。人柄がよさそうだ。手順の速い進行についていけないこと多々あったけれど、素人でも愉しめる、見所豊富な解説会であった。

最後の対局が終わったのが午前1時半頃。それに合わせて、解説会も終了。帰宅は午前2時半であった。
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by le-moraliste | 2007-02-04 07:00 | メモ