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再びメモ。

相撲の力士はおよそ30歳前後で引退することが多いが、その若さのためその後の人生はあまりに長い。年寄株を所有できる者はわずかで、多数が相撲とは別の人生を歩むことだろう。

その中で、私が驚いたエピソード。
出世頭は大正期に幕下筆頭まで務めた大谷米太郎だろうか。廃業後、さまざまな事業に手を染め、大谷重工業を基盤に大谷グループの総帥に登り詰めている。ホテル業にも進出し、ホテルニューオータニを経営、蔵前国技館の建設にも協力した。
https://member.jinjibu.jp/special/column05011701.html
大谷グループの規模・評判については知らないが、なかなか驚くべき人生である。
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by le-moraliste | 2006-08-21 02:59 | メモ

お盆明けの覚書

ちょいとメモ。

緒方竹虎が朝日新聞の元主筆だったとは、知っていたような知らなかったような、意外な事実。

日本軍が惨敗を喫したノモンハン事件。日本軍の愚かしさでよく知られた戦闘だが、坪内祐三によればこのノモンハン事件の真実を知って、村上春樹は『ねじまき鳥クロニクル』や『アンダーグラウンド』などの本を書いたらしい。まてよ。ある実際の殺人事件を題材に犯人らへの綿密な取材等を通じて書き上げた、トルーマン・カポーティの『冷血』が執筆のきっかけだと最近聞いたのだが。いやまてよ。村上はずっと前から(小説を書き始める前から)カポーティの愛読者だったはずだから、どちらかと云えばノモンハンが有力か。

佐伯啓思『20世紀とは何だったのか』(PHP新書)を読んでいる最中だが、多少メモしておきたいこととして、1889年生まれの著名人が結構多いらしいこと。ハイデガー、ウィトゲンシュタイン、チャップリン、トインビー、ヒトラー、ウォルター・リップマン・・・。結構、すごいラインナップだ。
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by le-moraliste | 2006-08-20 03:05 |
ちょっと(いや、かなり)古いものを引っ張り出してみると、1月19日号の『週刊文春』の短いエッセイ。かの御大・水木しげるがよせた(まだまだ現役だ)、“(談)”だからきっと編集者に語りきかせたものを書き起こしたもので、題して「『徹夜自慢』は早死にするぞ」ときました。

日本人はまじめに働きすぎる、だから早死にする努力家が多いのだと語る、非常に個人的な経験も踏まえた水木しげるの文章(語り)はなかなかおつなもんで、ありきたりな内容なのに、なんか妙に頷いてしまうのである。本気で頷いてしまったのは、「あの戦争も、日本人がマジメな頑張り屋だから起こったんじゃないでしょうかね。少なくとも長引いたのはマジメだからですよ」。そう云われればそういう気もし、よくよくこの言葉を考えてみればますますそういう気がしてくる不思議な説得力をもっていまいか。

“マジメ”に日本の自立自衛を考えなかったならば、“クソマジメ”にアジアを背負おうとしなかったならば、“バカみたいにマジメ”に近代国家の道へと進もうとしなかったならば――。もちろん今の先進国日本はないだろうが、そこそこに幸福な一国家ができあがっていたかもしれない。もっとも、明治維新も“マジメ”な若者たちがいたればこそ、成し得たわけではあるが。少なくとも、キッパリ諦めていたならば、あの戦争を幸福な形で終わらせられていただろうことは間違いあるまい。


先週土曜には劇団昴『猫の恋 昴は天に昇りつめ』を観劇。朗らかでありながら結構辛らつな劇で楽しゅうございました。読んでいる本は、今話題の安部晋三『美しい国へ』(文春新書)。10代の若者向けに書かれた意図からか文章が平易で特別難しいこと、刺激的なことは書かれてはいないが、その素朴さが安部氏自らペンを握ったのだろうと思わせかえって好感を持たせる。細かい政策などどうでもいい。書いた人、その人の人となりがわかれば、政治家の著する本としては十分であろう。その点、安部氏の生い立ちが垣間見えて興味深かったし、安部氏の生の声が伝わるようで心地よい文章だ。

まぁ、私が心配するのは、やはり安部氏はまだ首相には早いのではないかということ。日本の内政・外交において、現状、安部氏の登場が最上であることは言を俟たないが、安部氏自身の力がその期待に応えられるかどうか、私はまだ疑問に思ったりするのである。
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by le-moraliste | 2006-08-01 01:00 | 雑誌