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by le-moraliste
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首相の秘密と北方領土問題

古い新聞を読んでいたら、宮澤喜一元首相の死去を報じる記事の中で、こんなものを見つけた。死去を受けての細川元首相の談話で、首相就任直後、首相しか知らないことの申し送りで2時間ばかり話した、とあった。

さて、首相しか知らないことの申し送り、とは何だろう。非常に気になる内容である。首相しか知らないのだから、一般には漏れることはないに違いない。でも非常に知りたい。日本にどれほどの国家機密があるのだと訝りたくなるけれど、知りたい。

そう云えばアメリカのトルーマン元大統領は、第二次大戦中、ルーズベルト前大統領が突然亡くなったあと副大統領から大統領に就任したさい、初めて原爆の投下計画があるのを知ったという。副大統領にも原爆計画を隠しておいたというのは不思議であるが、そこで初めて知ったトルーマンも、相当驚いたに違いない。どこの国のトップも、人には明かせない秘密を抱えながら仕事をしているのだろう。ましてや一国の最高機密となれば、そのプレッシャーは計り知れない。でも、私は知りたいのである。

【追記】
ネットで検索してみたら、田中秀征氏の文章を見つけた。「宮沢先生の思い出」と題するエッセイで、まさに、この宮澤・細川会談について触れている。田中氏はそれに同席していたそうだ。

長いので引用しないが、なるほど、やっぱり「日本の首相には引き継ぎを必要とする案件はない」んだそうだ。クリントン大統領との会談内容について、具体的には「「NPT条約」(核不拡散条約)の延長問題や日本の常任理事国入り問題についての重要な話」だったそうだが、確かに国家機密のようなものではない。でもその会談内容について、やっぱり知りたいなぁ。

            *          *          *

昨日の『産経新聞』(19.8.21.付)で、ムネオ問題で非難を浴びに浴びまくった元外務省官僚の東郷和彦氏が『北方領土交渉秘録』という本をだしたそうで、そのインタビューが掲載されていた。

その内容はどうでもいいのだが、ここで北方領土問題の歴史を簡単に確認していきたいので、メモ。


1945年8月9日   ソ連軍、満州侵入

1956年        日ソ共同宣言
               国交回復成立とともに、平和条約後の二島先行返還を約束

1993年        東京宣言
               四島帰属問題を法と正義の原則を基礎として解決すると宣言

1997年        クラスノヤルスク合意
               両国間で領土問題が存在することを明文化

2001年        イルクーツク声明
               日ソ共同宣言の確認

この半世紀、まるで進展していないことが、これだけでもわかる。私個人の見立てでは、永遠に返還は不可能であると思われる。
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by le-moraliste | 2007-08-22 03:47 | 新聞・ニュース