三島か有島か
2007年 02月 18日
昼間、『春の雪』に続き『奔馬』を読み終えた。三島由紀夫。第一部より観念的すぎる小説だけど、切れ味は依然好調。引き続き『暁の寺』を読むために、それを今日買ってきた。のだが・・・。
懐忍ばせ用として読んでいた太宰治『晩年』を読み終えたので次はどんな小説を携えようかと自室の文庫棚をつらつら眺めてい、なぜかこれだと一冊の文庫を手にしたのが有島武郎『小さき者へ/生まれ出づる悩み』。夕食を摂りにいった居酒屋でちょっと読み始めたら、三島と全く異なる文体、物語世界にちょっと興奮。しかもそれが、私がお気に入りの欧米文学を彷彿とさせる、情感的でありながらもクールな文章だったからして、有島を先に読んでしまうかもしれない、家で。
有島武郎はもう何年も前に一連の文庫本を手に入れていたけれど、今の今まで読むことはなかった。なぜかは知らない。今回、場合によっては、『小さき者へ/生まれ出づる悩み』から真っ直ぐ『或る女』とか『惜しみなく愛は奪う』などを手にしてしまうかもしれない面白さを、有島の文学は持っているかもしれないと、今、思う。(一応、手に入れられる文庫本はすべて持っていたりするのだ。)
懐忍ばせ用として読んでいた太宰治『晩年』を読み終えたので次はどんな小説を携えようかと自室の文庫棚をつらつら眺めてい、なぜかこれだと一冊の文庫を手にしたのが有島武郎『小さき者へ/生まれ出づる悩み』。夕食を摂りにいった居酒屋でちょっと読み始めたら、三島と全く異なる文体、物語世界にちょっと興奮。しかもそれが、私がお気に入りの欧米文学を彷彿とさせる、情感的でありながらもクールな文章だったからして、有島を先に読んでしまうかもしれない、家で。
有島武郎はもう何年も前に一連の文庫本を手に入れていたけれど、今の今まで読むことはなかった。なぜかは知らない。今回、場合によっては、『小さき者へ/生まれ出づる悩み』から真っ直ぐ『或る女』とか『惜しみなく愛は奪う』などを手にしてしまうかもしれない面白さを、有島の文学は持っているかもしれないと、今、思う。(一応、手に入れられる文庫本はすべて持っていたりするのだ。)
by le-moraliste
| 2007-02-18 05:28
| 本