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by le-moraliste
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軍の存在感が増す中国――ふたりの論客

ふたりの中国人。

最近、中国の知識人層で注目されている軍人がいるらしい。空軍の戦略理論家、劉亜州中将。中国の一党独裁制の矛盾と限界を指摘し、軍主導による政治制度改革を主張しているという。民主的政治体制の確立を提言していると聞けば日本にも都合がいいかと思えるが、実際はそう簡単なことではなく、対日戦時賠償請求の復活や日本を「仮想敵」とみなすべきというのが一方の本意であるようだ。

民主制を確立しようというのは望ましいが、軍主導という点が非常に難儀だ。若手政治学者の王恰(成都大学)は、劉氏を「軍国主義者」と批判し軍事政権の下で民主化などできるわけがないと述べている。その王氏はまた、「大国の中でもっとも軍国主義に遠い日本」を「最も軍国主義に近い体制の中国」が攻撃するという現在広がっている対日強硬論を主張する人々の中に劉氏を連ね、軍の政治への介入を警戒している。

これからも両者の主張に注意を払っていこう。(ソースは6月27日付『産経新聞』
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by le-moraliste | 2005-07-11 08:00 | 新聞・ニュース